最近クラゲが増え始めています。海 面がクラゲで覆われている映像を、 レビなどで見たことはありませんか 。クラゲは主に海水温の高い夏から に出現しますが、最近は夏ばかりで く、どの季節でもクラゲが見られる ようになってきました。その原因の つに温暖化の影響があると言われて ます。例えば①ミズクラゲですが、 通常は春から秋に見られ、瀬戸内海 は越冬できないと言われていました 広島大学の上眞一先生の話では、広 島湾では海水温11 度以上が越冬可能な水温のようです しかし、最近は真冬でも11 度を下回ることが少なく、ミズクラ は真冬でも見られるようになってき した。日本海側でも同じような現象 が起こっています。

昔から、「クラゲがたくさん捕れる は（　　②　　）あり」と言うこと ざがあります。「クラゲがたくさん 捕れる」のは「海水温が高い」とも えます。海水温が高いと、海面上の 蒸気の量が増えることになります。 その海面上へ寒気が流れ込んでくる 、多量の水蒸気により雪雲が発達し 雪の量がいつもよりも多くなるので す。これはかなり確率の高いことわ です。
　　　
（南利幸「ことわざから読み解く天 予報」＜日本放送出版協会＞より）
問1　①「ミズクラゲですが、通常は から秋に見られ、瀬戸内海では越冬 できないと言われていました」とあ が、ミズクラゲが瀬戸内海で越冬で ないと言われていたのはなぜか。
1　地球が温暖化して、瀬戸内海の海 温が高くなったから。　　　　　　
2　長い間、冬の瀬戸内海の海水温は1 1 度以下になっていたから。　　　　
3　瀬戸内海の海水温が、冬でも11 度を下回ることが少なくなったから
4　最近、冬の瀬戸内海の海水温が11 度を上回ることが多いから。

問2　（　②　）に入る語はどれか。
1　大雨　　　　　2　地震　　　　　 3　猛暑　　　　　4　大雪

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