中3少女、詩をコピペ 受賞歴24 で4作盗用


 第19回「詩と思想」新人賞に選 れた作品がインターネットからの盗 だったとして主催者から受賞を取り 消された秋田市の中学3年生の少女 15)の保護者が、群馬県前橋市と 岡県柳川市のコンクールでも同様の 盗作があったとして受賞の取り消し 申し出たことが19日、分かった。 市は申し出を受け、賞を取り消した 。中学校によると、少女は入学以降 0以上のコンクールに応募し、24 品が入賞したが、前橋市と柳川市に 応募した2年分計3作品の盗作を認 た。

 中学校によると、少女は主に詩や 文などの作品を学校経由ではなく、 人的にコンクールに応募していた。 入学してからの応募総数は50以上 みられ、入賞数は2008年に3、 9年に14、10年に7の計24作 品。選考途中まで進んだのは10作 あった。学内では、表彰数がずば抜 て多いと評判になることもあり、校 長が朝礼などで少女の受賞を紹介し ことが数回あったという。

 少女の保護者は学校に対し、主に ンターネットの投稿掲示板「プロ詩 稿城」からほぼ全文をコピー&ペー ストするなどの盗作を繰り返したと 明している。盗作発覚の発端となっ 第19回「詩と思想」新人賞の受賞 は10日に決定したが、地元紙が少 の取材をしようと問い合わせをした ころ、様子がおかしくなり、保護者 に対し、盗作を認めたという。

 少女は第19回「詩と思想」に応 した作品以外に、新たに3作品の盗 を認めた。今年の前橋市「第14回 詩(うた)のまち前橋若い芽のポエ 」では金賞を獲得したが、保護者が 退を申し入れた。また、柳川市出身 の詩人、北原白秋をしのぶ「白秋祭 で詩碑の前で朗読される「白秋献詩 でも、09年に文部科学大臣賞、1 0年に知事賞を獲得したが、いずれ 保護者が「ネット上の作品と酷似し いる」として賞の取り消しを申し出 た。校長は「このようなことになり 大変残念に思っています」と話した

 国内初となるコピペ判定ソフトを 発した金沢工業大学の杉光一成教授 「コピー&ペーストは“麻薬”のよ うに常習性がついてしまいます。簡 に、技術なしで完成された文章を自 が書いたような錯覚に陥ります。周 囲の期待もあるし、やめられなかっ と思いますが、カンニング、詐欺行 といえます」と指摘した。

 また、ITジャーナリストの井上 シユキ氏は「生徒だけでなく、役所 学生、会社員、メディアと程度の差 こそあれ、あらゆる現場でコピペは 行しています。最終的には、著作権 どう向き合うのかという問題。自由 な競争の中で独創性は育まれていく 思います」と話している。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101020-00000013-sph-soci

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