日本の米の種類

日本の主食は米です。
日本で栽培されている米・ジャポニ 米は、炊飯に適した米で、炊くとツ が出て、粘りが出ます。その中でも 私たちが普段食べているお米は、含 れているでんぷん質の量によってう ち米ともち米に分けられます。
また、米には「品種」という分け方 あります。米の品種は、現在300 類もあるそうです。
その中で有名で人気のあるお米はほ の一握りしかありません。
そんな日本のお米の種類についてご 介します。

でんぷん質によるジャポニカ米の分
米は、でんぷん質によってできてい す。私たちが普段食べているお米は そのデンプン質の種類によって「う るち米」と「もち米」に分けること できます。
「うるち米」は、わたしたちが主食 して普段食べているお米で、あまり り気はないタイプのお米です。それ に対して、「もち米」は、粘り気の いお米で、お餅や赤飯、おこわなど して食べられているお米です。米に 含まれているでんぷん質には、アミ ースとアミロペクチンの2種類があ ます。
うるち米はアミロース20%程度と ミロペクチン80%程度、もち米は ミロペクチン100%で構成されて います。もち米に粘り気があるのは アミロペクチンの量が多いからです 米の粘り気の元はこのアミロペクチ ンという成分なのです。最近では、 種改良により、アミロースの含有量 人為的に少なくした「低アミロース 米」という米もあります。低アミロ ス米は、うるち米ではありますが、 ミロースが少なくなるため、炊いた 時にもち米のように粘り気があり、 めても固くならないという特徴があ ます。「低アミロース米」としては 、「ミルキークイーン」があります

日本のお米の販売方法による米の種
¥日本では、一つの品種のお米をそ まま販売したり、何種類かのお米を ぜて販売したりする販売方法が取ら れています。
一つの品種をそのまま販売する場合 、その米は「銘柄米」「ブランド米 などと呼ばれます。
有名なところでは、「コシヒカリ」 あきたこまち」「ひとめぼれ」など あります。
それに加えて、どの産地で生産され ものかということも重要視されてい 、例えば、「コシヒカリ」について は、新潟県のコシヒカリの評価が高 、中でも「魚沼産コシヒカリ」は特 人気の高いブランド米とされていま す。
何種類かの品種のお米をまぜて販売 る場合は、その米を「ブレンド米」 呼ばれます。
よく目にする「水晶米」もブレンド のひとつです。最近は米もブランド が進み、ブレンド米は軽視されがち ですが、違う品種の米を混ぜること 、その長所と欠点がうまくかみ合っ ブレンド米は、その値段以上におい しく食べられるお米であるという利 があります。
料理によっては、混ぜることでより 理に合った形になるという場合もあ ます。
例えば、寿司飯のように、そのまま つの品種のお米を使わずに異なる含 量のお米を混ぜた方が調理に適して いるという場合があります。


日本全国で作られているお米の品種
日本では、たくさんの品種のお米が られています。
その地域の気候や風土に合わせて常 品種改良が行なわれており、今では 00以上もの品種の米が作られるよ うになりました。米の品種改良には れで終わりというところがなく、更 より良いお米を作るための品種改良 の研究が続けられています。
米の品種改良は、味を良くすること 目的としているだけでなく、寒さや 気に強いものやもっとたくさんの量 のお米ができるものを作ることを目 にして行われています。ですから、 れからまた何年後、何十年後には、 今食べられているお米とは違う別の しい品種のお米が出てくる可能性も 分にあるという訳です。
米の消費量が減ってきてはいますが それでも米は日本人の主食であるこ には違いがありませんから、これか らも新しい米が出てくることでしょ 。
ですから、米の品種については、今 有名でも昔は存在していなかったと う米は少なくありません。
例えば、銘柄米として知られている では、「コシヒカリ」は1956( 和31)年、「ササニシキ」は19 63(昭和38)年、「あきたこま 」は1984(昭和59)年、「ひ めぼれ」は1991(平成3)年に 誕生しています。
一番古い「コシヒカリ」でも昭和3 年代に登場したもので、それに比べ と「ひとめぼれ」などはまだ歴史の 浅い米だということが分かるでしょ 。「ひとめぼれ」と「ササニシキ」 同じような性質を持っていますが、 後から登場した「ひとめぼれ」の方 冷害に強いことから、「ササニシキ を栽培していた農家が「ひとめぼれ 」に鞍替えして栽培を行うようにな たということもあり、今では「ササ シキ」と「ひとめぼれ」の生産量は 逆転してしまいました。
このように品種改良は米の世代交代 も一役買っているのですね。
http://www.iy-place.net/nihon-no-kome/