長引く新卒者就活 秋の説明会、異 の活況
長引く景気低迷の影響で、来春に大 や専門学校を卒業する新卒者の「就 」が長期化している。経済団体など が開く秋の合同企業説明会は、進路 決まっていない現役学生で異例のに わいをみせる。業績回復の遅れで企 業が採用を控えているうえ、就活を ける既卒者の増加も背景にあるよう 。

 「3年の秋から説明会に参加し何 も試験を受けたが、内定はまだ。技 職希望だが、とにかく就職したい」 。京都ジョブパークなどが7日に京 市下京区で開いた合同企業説明会「 ョブカフェ・ワークフェア」会場で 、大阪電気通信大4年の江守聡さん 21)=城陽市=は企業紹介パネル 目で追いながら話した。同大学4年 の才治竜也さん(22)=木津川市 も「就職留年すればまた厳しくなる 何とか春までに決めたい」という。

 同フェアには、現役学生と既卒者 わせて761人が参加。昨秋の92 人より減ったが、現役学生の割合は 昨年の59%から68%に高まった 秋のフェアは、フリーターなど既卒 の就職を支援する意味合いが強かっ たが、リーマンショック後の昨年か 現役学生の参加が急増している。

 ジョブパークの吉森茂連携推進員 「製造業で設備投資が回復し、一部 業で積極採用に踏み出す兆しもある が、リーマンショックは今年も尾を いている」と話す。

 京滋の中小企業家同友会が合同で 来春卒業の大学生などを対象に下京 で開いた5日の企業説明会にも10 0人を超す学生が訪れた。春夏秋と に3回開いている説明会の参加者合 は671人で、過去5年間で最多と なった。

 「学生の来場が増える一方で、参 企業は減っている。新卒者は、昨年 就職できなかった既卒者と限られた 採用枠を取り合うことになり、ある 味、昨年より厳しいのでは」(京都 小企業家同友会事務局)。

 先輩の苦戦を間近で見る3年生も 惑いの中で「就活」を始めている。 友会の説明会に参加した京都橘大3 年の竹中暁子さん(21)=山科区 は「今からの就活でも遅いのではと っている。企業の規模を問わず、や りたい仕事をしっかり見つけたい」 話す。

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20101009000030